肺活量/努力性肺活量測定

 当院検査部が行う肺活量/努力性肺活量測定の概要、検査方法や当日の流れ、注意事項を掲載しています。

検査概要

 肺や気道の障害の程度や、呼吸困難の原因の鑑別に役立ちます。また、麻酔や手術時の呼吸管理が安全に行えるかどうかの判定のために手術前におこなったり、手術後の効果判定にも用います。

 

肺活量:がんばって息を吐いたところから、がんばって吸ったところまでの空気の量です。
 年齢・性別・身長によって値がかわります

 

努力性肺活量:できるだけ吸い込んだ空気を、思い切り速く吐き出す検査です。
 吐き出しから1秒間に吐いた量とその形から、気道が狭くなっていないかを調べます。

検査を受ける方へ

検査方法・当日の流れ

  1. 検査のはじめに検査手順(方法)を説明します。
  2. マウスピースをくわえてください。
  3. 鼻をノーズクリップではさんで閉じますので、口だけで呼吸してください。
  4. 技師の合図のとおり、息を吸ったり吐いたり、最大限に吐いたり、吸ったりまたは一気に吐き出します。

注意事項・所要時間

 マウスピースは噛まずに、くちびるはしっかり閉じて、空気は漏れることなくマウスピースを通して出入りするようにしてください。検査の際は、できる限りの力を込めた状態で、息を最大限吐いたり吸ったりしていただきます。その状態で何度か繰り返すことがあります。正確な検査結果を得るために、技師が誘導しますので、ご協力をお願いします。

所要時間

 約10~15分程度

検査結果

 検査結果については、医師より説明があります。