院長年度当初インタビュー

 当院の理事長・病院長である新保秀人の年度当初インタビューを掲載しています。

新型ウイルスに追われた1年間

 昨年度は、新型コロナウイルスの感染拡大により当院でも、外来や検査を受診する患者様が激減しました。また新型コロナウイルスの患者様の受け入れのため、担当医師や看護師のサポート、院内感染対策など、ありとあらゆる場面で影響がありました。下半期になりますと受診数も少しずつ回復し、なにより各職員に尽力いただき、このような事態の中でも安定的な医療の提供を行うことができ ました。

 設備の部分では、ロボット手術が外科・産婦人科・呼吸器外科・泌尿器科の4つの科で活発に行われ、新技術の活用ができています。CT機器も更新し、検査時間の短縮や負担軽減にも繋がっています。

今後の地域医療を見据えて

 地域医療構想(※)のうち、直前の目標である2025年問題は随分解決に進んでいると感じています。当院も昨年、20床返上を行い、少しずつ目標へと向かっています。しかし人口の減少は今後も続きます。この北勢地域では2040年が医療需要のピークと想定されており、それまでに何をしていくのか、どのように地域・医療と向き合っていくのか、が大きな課題です。

 また今年度は現在の中期計画の最終年度を迎えます。来年度からの計画を県と協議を行なっていくのですが、やはり感染症対策は欠かせない内容になるでしょう。また今後の計画には「適切な人材配置と施設リノベーション」というテーマを予定しています。当院の強みである職員がより活躍できる環境づくりを行い、そして弱みである施設建物を補填することで、病院全体が安心安全な医療提供の実現が目標です。

※地域医療構想…将来人口推計をもとに2025年に必要な医療提供体制を構築する取組み。

今年度の課題5つのプロジェクト

 “施設改修・加算の取得・計画的な人材採用・薬剤業務の向上・接遇”という5つのプロジェクトを考えています。築27年である当院の建物は、病院の内臓部分である機器類が少しずつ古くなり、動作も鈍くなっています。また職員向けのアンケートでは施設に対しての意見も大変多かったため、3年前から昨年度にかけて休憩室の確保やトイレ設備の改修、エレベーターやエアコンの修理など20箇所以上の改修を行いました。その結果、院内満足度について目標値であった7割超えまで向上させることに成功しました。今後も安心安全な医療提供のため、修繕を続けたいと考えております。

 また、今年度は特に“接遇”に力を入れることを考えています。病院は患者様だけではなく、多職種など人と人との接点が溢れる場所です。一つずつの接点を大切に行うことで、連携をより円滑に進め、ひいては医療サービス向上へつながることを目指します。

成長するための環境づくりと気持ち

 当院の強みは人材であり、個々ではなくお互いが協力して、一生懸命業務にあたるという風土が根付いています。そのおかげか、看護師の離職率も全国平均11%に対し、6.6%とかなり低く、新規採用職員に注目してみると平均2.7%となっています。新型コロナウイルスで厳しい状況であったにも関わらず昨年は0%という結果となり、職員の頑張りが数値にも表れています。このような環境の中で、新たな職員の方々も大いに成長してもらえることを願います。

 成長するには二つの鍵が必要です。一つ目は「自分で考えること」、二つ目は「良い指導を受けること」。良い指導を受けるためには、指導者である先輩職員や教育内容も重要ですが、受ける側の気持ちも忘れてはいけません。指導する側、受ける側、お互いが気持ちよく成長できるように謙虚な気持ちで業務にあたってもらいたいです。

地域の皆様へメッセージ

 今後も公立病院である強みを生かしつつ、求められる役割を果たしたいと考えております。感染症対策も十分に行っておりますので、健康面に不安を感じている方は放置せずに、早めの受信をお願いいたします。

 今後もご理解とご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

 

【インタビュー・撮影/2021年4月2日(金)】

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