院長年度当初インタビュー

 当院の理事長・病院長である新保秀人の年度当初インタビューを掲載しています。

医療の価値を高める

 三重県立総合医療センターは地域の急性期病院として、サービスを展開してまいりました。今後は「医療の価値」をさらに高めることを目標として、運営に取り組んでいきたいと考えています。

「医療の価値」とは医療サービスの質の向上はもちろん、人員、設備などコスト面についての投資も含まれています。少子高齢化・働き手不足などの課題が上がる昨今、医療機関においても課題解決のための取り組みが行われています。当院では人員の確保・育成、そして最新の医療機器の導入が必要と考え、注力してまいります。

急性期病院としての役割を全う マンパワーの確保と調節

 三重県内には24時間稼働または夜間診療を行っている医療機関が多数あります。当院も事故や病気で運ばれてくる患者様を受け入れ、必要な医療を提供し続けることを担っています。

 では1日に当直している人はどれほどいると思いますか。県内全体で数百人のスタッフが当直し、夜間勤務を行っているのです。当直を行うことは、肉体的・精神的にどうしても影響があります。体力が豊富な若手だけが頑張れば解決できるというものではありません。

1つの業務を複数人に分散させることで1人あたりの負担が軽減されるように、当院でもまずは人員を確保し若手やベテランが協力し合い、業務を分散させることに重点を置いております。そして、それが急性期病院としての役割を全うすることにつながると考えています。

少子高齢化を見据えて

 少子高齢化は加速をしながら国全体で進んでいます。当院でも、まず少子化対策として周産期医療をより充実したものにし、母児の健康についてフォローを行ってまいります。

 高齢化に対する取り組みとしては、退院しても様々な事情で家に帰れない方が年々増えていることから、当院も急性期病院としての役割を明確化しつつ、地域の医療機関、介護事業所などとスムーズな連携を図りたいと考えています。病院だけではなく、地域全体としての体制づくりが有効な少子高齢化対策だと思います。

人としての成長が医療の価値を高める

本年度もありがたいことに医師17名、看護・助産師43名を含む71名の方が当院の職員として新たに加わっていただくことになりました。多くの方に仲間に加わっていただき大変心強いです。

 この71名を含む全職員で患者の皆様が少しでも快適に受診、あるいは療養していただけるよう努力してまいります。そのために人材確保だけではなく育成にも力を入れてまいります。

 医療の現場は、機械相手だけではなくほとんどが人に接する場です。そのため医師や看護師、事務員など当院で働く全職員に技術面そして人としての成長ができる機会を広げていきたいです。

 

 また病院だけではなく、三重県に留まり一緒に地域医療を支えてくれる医師を育てることも我々の役目だと思います。

 医療機器・設備に関しては、今後、施設改修や新しい機器の導入を行います。昨年度は、内視鏡手術用のモニターを追加導入し、新しい手術用顕微鏡を導入した他、検査用のX線撮影装置も新しく入れ替えました。また消化器内視鏡も新システムを導入し、経鼻内視鏡なども追加導入いたしました。これらによって、より安全で確実な検査、治療が可能になることを期待しています。

患者の皆様へメッセージ

 治療方針は病院が提供するだけではなく、最終的には患者様ご自身に決定していただくものです。医師や看護師が最善を尽くし治療に関する材料を揃えますので、ご家族や身近な方と話し合い、納得して決断してもらいたいです。また健康管理についても手遅れになる前に、早めの受診をお願いいたします。

 

 今後も県民の皆様に、より一層の高度先進医療、安全で安心できる医療を提供し続け、さらに職員にとってもやりがいが持てる働きやすい職場となるように全力で努めてまいりたいと考えています。ご理解とご支援のほど、宜しくお願い申し上げます。

 

【インタビュー・撮影/2019年4月2日(火)】

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