来院される方へ2025.11.19 [水] UP / 2025.11.19 [水] 更新

早期乳癌を切らずに治療することができるようになりました

早期乳癌を切らずに治療することができるようになりました

 

 当院乳腺外科では早期乳癌を切らずにラジオ波焼灼療法で治療することができるようになりました.

 切らないので,乳房に目立つ傷はできませんし,乳房の変形も少なく,体への負担が少ないので早期回復が期待できます.

 この治療は,実施認定施設でしかできない治療であり,三重県では202510月現在,三重大学附属病院と当院の2施設のみです.

 

 ラジオ波焼灼療法は乳癌に特殊な針を刺し,針から発生するラジオ波により,癌とその周辺の組織を約70℃まで加熱し,死滅させます.全身麻酔をかけて行いますが,手術のように乳房に大きな傷跡は残りません.しかし,合併症には皮膚の熱傷や一部焼灼不全など,手術とは異なるものがあります.

 自分の乳癌が適応かどうか,メリット,デメリットなどお聞きになりたい場合は当院乳腺外科を紹介受診していただければと思います.

 仮にラジオ波焼灼療法ができなくとも,以前より当科で行っている乳房温存術(根治性(癌を確実に切除すること)と整容性(術後の見た目のきれいさ)を追求したきれいに乳房を温存する手術方法)や乳房切除時の乳房再建など,ご希望に沿った治療法をご提供することができますので,気兼ねなくご相談ください.

 

 詳細は当院ホームページ乳腺外科に掲載しています.ご参照ください.