院長
新保 秀人
平成 16 年度から開始された新しい研修医制度のもと、全国の研修医アンケートでも 45%以上の方が、後期研修及び認定医・専門医の取得を希望しておられます。医療の進歩とともに医療の専門分化はますます進み、認定医・専門医の要望はますます増えていくでしょう。しかし、時として専門医は、専門疾患の診断・治療はするが、専門以外や患者様本意の医療、すなわち全人的医療には問題があると批判されています。患者様は、同じ病名でも一人ひとりが異なった背景、異なった病態です。
当センターでは、各診療科の教育指定病院として専門医が患者様本位の医療を指導し、医師の育成を行います。当院は決して大病院ではありませんが、救命救急センターを有し、より高度のプライマリーケアや救急医療に参画できます。また、各病棟を脳卒中センター、周産期母子センター、呼吸器センター、消化器センター及び循環器センターと位置づけ、機能的な病棟運営を行うとともに、三重県基幹災害拠点病院、地域医療支援病院、エイズ治療拠点病院等各種感染治療等の指定も受けています。
内科系・外科系シニアレジデントは、それぞれ所属診療科以外の研修も可能です。さらに、当センターでは海外研修制度もあり、平成 16 年は整形外科医が、平成 17 年度は小児科医が、平成 18 年は循環器医が、それぞれ米国で短期留学や派遣研修を行いました。また国内留学制度もあります。同じ理念や目標を持つ初期研修を修了された医師の皆さん、全人的な医療を行う認定医・専門医を目指して一緒に勉強しませんか。皆様のご応募を心よりお待ち申し上げます。
2年間の卒後臨床研修を修了された医師が、さらに専門分野のより高度な知識及び技術を習得するとともに全人的な医療を行えるよう育成することを目的に、外科系及び内科系のシニアレジデント枠を設けています。
初期臨床研修を修了したが、「もう少し複数の診療科で経験を積みたい。」「特定の診療科での専門知識を高めたい。」などの希望に対して指導医と話し合いながら独自の研修計画を立案し、実施していただけます。
県立病院のネットワークを通じて、地域医療の経験を深めていただくことも可能です。また、救急医療を中心にプライマリーケアの経験をさらに深めていただくため、救命救急センターで週1回程度の夜間勤務に従事していただきます。
採用者には、正規医師としての給与・手当・勤務条件が適用されます。
※他科研修の可能性:あり
※留学の可能性:あり
三重県立総合医療センターは三重県北勢地域の高度医療・救急医療を担っており、救命救急センターによる救急医療、3大成人病(ガン、脳血管障害、心臓病)の専門医療、出産前後の母子のための周産期医療等を中心に診療を行っています。
また、三重県における基幹災害拠点病院として災害医療の拠点医療機関であるとともに、新興感染症等に対応する第2種感染症指定医療機関として、県民の皆様の安全確保に努めています。
さらに、医学部や看護大学等の学生の臨床研修を通じて、県内医療人材の育成に努めています。
より良質で満足度の高い医療を安定的、継続的に提供していくため、平成24年4月1日に地方独立行政法人に移行しました。
当院の組織概要・沿革等詳しくは、下記ページをご覧ください。
3年(原則)
研修のコースに関わらず救命救急センターで週1回程度の夜間勤務を必修とします。
循環器内科、消化器内科、呼吸器内科、脳神経内科、総合内科及び小児科を中心に専攻科を選択して研修します。
専攻科を複数選択することも可能です
外科、心臓血管外科、呼吸器外科、脳神経外科、産婦人科、整形外科、泌尿器科を中心に専攻科を選択して研修します。
救命救急センターを中心とする研修も可能です。
希望により継続して勤務可能
募集概要、選考方法、応募方法等については、下記ページをご覧ください。
病院見学については随時受付けています。
詳しくは下記ページをご覧ください。