令和2年度 三重県立総合医療センター 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 824 263 250 447 613 700 1092 2031 1244 288
【定義]
R2年度に退院した患者数を10歳刻みに年齢階級別に集計しました。年齢は入院時の満年齢です。

【説明]
当院の入院患者さんは60歳以上が全体の6割を占めています。
また、当院は、0歳~9歳までの患者が多い特徴があります。一つの要因として、北勢地域の「地域周産期母子医療センター」の指定を受け、ハイリスク妊婦の診察、治療及び救急搬送の受け入れを行い、NICUでは新生児専門医師が常に勤務しており、24時間体制で早産などによる低出生体重児や先天性の重い病気を持つ新生児を受け入れる体制が整っていることが考えられます。
しかしながら、R2年度におきましては、0歳~9歳までの主たる患者層であったRSウイルスやマイコプラズマなどの感染症性疾患が減少した事に伴い、その年齢層における入院患者数がR1年度と比較して大きく減少しております。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
140010xx199x0xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重2500g以上) 手術なし 手術・処置等2 なし 82 9.74 6.13 0.00 0.00
030270xxxxxxx 上気道炎 59 4.25 4.85 0.00 2.05
080270xxxx1xxx 食物アレルギー 手術・処置等1 あり 44 1.16 2.12 0.00 3.43
010230xx99x00x てんかん 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 37 5.65 7.48 0.00 6.62
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 37 9.05 13.00 0.00 2.51
周産期母子センターを備え、十分な新生児医療を提供できる体制を整えています。さらに、上気道炎や気管支炎といった呼吸器系の疾患やアレルギーの検査入院も多くを占めています。また、北勢地域の病院では最多の小児科医師を確保することで、時間内外、平日休日を問わず、積極的に他医療機関より紹介を受け入れています。
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 56 4.13 4.86 0.00 68.16
060035xx010x0x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1 なし 定義副傷病 なし 39 14.82 16.19 2.56 69.21
060020xx02xxxx 胃の悪性腫瘍 胃切除術 悪性腫瘍手術等 32 18.81 19.04 3.12 73.97
060335xx02000x 胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 31 7.03 7.23 3.23 64.74
060330xx02xxxx 胆嚢疾患(胆嚢結石など) 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 29 5.97 6.41 0.00 59.00
※院内標榜科は消化器・一般外科です。
消化器・一般外科では、胃癌や大腸癌といった消化器癌や、胆石症、鼡径ヘルニア等といった良性疾患に対する診療を中心に行っています。 日本内視鏡外科学会・技術認定医が常勤しており、消化器癌・良性疾患に対し、腹腔鏡下手術を積極的に行っています。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 117 23.38 25.09 82.05 81.41
070230xx01xxxx 膝関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 76 23.91 23.36 0.00 75.36
160620xx02xxxx 肘、膝の外傷(スポーツ障害等を含む。) 関節滑膜切除術等 66 4.12 7.04 0.00 51.20
160620xx01xxxx 肘、膝の外傷(スポーツ障害等を含む。) 腱縫合術等 41 11.00 13.96 0.00 31.56
160990xx97x0xx 多部位外傷 手術あり 手術・処置等2 なし 41 11.34 18.40 0.00 38.93
主に骨・関節・筋肉・腱・靱帯・末梢神経の疾患や外傷を対象として治療行っています。特に北勢地区の関節外科基幹病院として、関節の疼痛や変形・スポーツ障害の治療に力をいれており、「膝関節外来」を設置しています。また、三次救急病院として骨折等の外傷治療にも積極的に取り組んでいます。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 41 18.02 18.86 60.98 67.07
070341xx020xxx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 頸部 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。) 前方椎体固定等 手術・処置等1 なし 34 22.68 19.90 5.88 67.56
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 31 5.26 8.18 9.68 56.03
010050xx02x00x 非外傷性硬膜下血腫 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 27 9.07 12.04 29.63 74.81
070343xx97x0xx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 その他の手術あり 手術・処置等2 なし 23 18.83 16.10 4.35 71.91
頭蓋内出血・血腫には頭部外傷といった外傷性の疾患や脳出血といった脳血管障害があり、その多くは緊急にて入院するため、緊急手術にも迅速に対応できるよう体制を整えています。 頸椎、腰椎の変性疾患について、代表的なものとして頸椎症に対する頸椎前方除圧固定術や腰部脊柱管狭窄症に対する脊柱管拡大術、腰椎すべり症に対する腰椎後方椎間固定術が挙げられます。当院では専門外来として、「脊椎・脊髄外来」を開いており、外傷も含めた脊椎、脊髄疾患の手術を行っています。
呼吸器外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx97x00x 肺の悪性腫瘍 手術あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 71 7.28 10.83 1.41 69.94
040200xx01x00x 気胸 肺切除術等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 18 10.39 10.08 0.00 39.94
040030xx01xxxx 呼吸器系の良性腫瘍 肺切除術 気管支形成を伴う肺切除等 12 6.42 9.10 0.00 58.17
040150xx97x00x 肺・縦隔の感染、膿瘍形成 手術あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 10 23.3 29.23 10.00 63.30
040020xx97xxxx 縦隔の良性腫瘍 手術あり - - 8.40 - -
CT等画像診断装置の進歩により、肺の末梢に存在する小さな肺癌が発見されるようになりました。肺の切除範囲が少なければ少ないほど呼吸機能が温存されるため、区域切除(癌病巣を肺葉がさらに細かく区画された区域単位で切除する)を患者さんの同意を得た上で積極的に行っています。呼吸器外科では、胸腔鏡手術により患者さんのQOL(生活の質)が保てるような手術を行うよう努めています。
小児外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x101xxxx 鼠径ヘルニア(15歳未満) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 47 2.34 2.79 0.00 4.21
11022xxx01xxxx 男性生殖器疾患 精索捻転手術等 15 2.60 3.84 0.00 4.87
060150xx03xxxx 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 12 4.67 5.44 0.00 10.00
140590xx97xxxx 停留精巣 手術あり - - 3.02 - -
060170xx02xxxx 閉塞、壊疽のない腹腔のヘルニア ヘルニア手術 腹壁瘢痕ヘルニア等 - - 8.17 - -
H30年11月より、新たに小児外科を標榜しました。 小児外科とは、「小児一般外科」であり、脳・心臓・大血管・整形外科の病気を除くこどもの一般外科の病気の診療を行っています。 また、小児外科専門医・日本内視鏡外科学会・技術認定医(小児外科領域)が常勤しており、上記診断群をはじめ、安心して腹腔鏡下・胸腔境下の手術を受けて頂くことができます。
産婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120060xx02xxxx 子宮の良性腫瘍 腹腔鏡下腟式子宮全摘術等 102 6.22 6.10 0.00 43.57
120070xx02xxxx 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術(腟式を含む。) 腹腔鏡によるもの等 51 5.94 6.16 0.00 42.18
120260xx01xxxx 分娩の異常 子宮破裂手術等 50 9.50 9.45 0.00 34.94
120100xx01xxxx 子宮内膜症 子宮全摘術等 39 6.38 7.30 0.00 39.41
12002xxx99x40x 子宮頸・体部の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 31 4.26 4.44 0.00 59.71
産婦人科腫瘍や婦人科癌、周産期等を含む産婦人科全般における診療を行っています。上記診断群のうち、上位1・2・4位の診断群の病名は、子宮筋腫・卵巣のう腫・子宮内膜症を指します。いずれも良性疾患です。平均年齢より、妊娠可能年齢者が多く、より生殖能力を温存できるよう、腹腔鏡下での手術を積極的に行っており、症例数は県内一となっています。また、地域周産期母子センターの指定を受けており、正常妊娠から治療を要するハイリスク妊娠まで全ての妊婦さんに対応できます。NICU(新生児集中治療室)も完備しており、産婦人科医、小児科医が協力し、妊婦だけでなく新生児の治療も安心して受けることができます。
耳鼻咽喉科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし 14 6.29 5.63 0.00 41.71
030270xxxxxxxx 上気道炎 - - 4.85 - -
030428xxxxxxxx 突発性難聴 - - 8.81 - -
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし - - 4.94 - -
030380xxxxxxxx 鼻出血 - - 5.37 - -
最も多い診断群は、急性扁桃炎・扁桃周囲膿瘍等の病名でした。食事ができない場合や内服による薬物療法では十分な効果が得られない症例等の入院管理を行っています。
神経内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 発症前Rankin Scale 0、1又は2 54 16.65 15.64 31.48 66.44
010060x2990411 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 1あり 発症前Rankin Scale 0、1又は2 25 24.20 17.35 64.00 76.80
010160xx99x10x パーキンソン病 手術なし 手術・処置等2 あり 定義副傷病 なし 17 18.41 19.69 5.88 72.06
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし 17 20.53 20.51 35.29 80.00
010230xx99x00x てんかん 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 12 8.00 7.48 0.00 45.83
※院内標榜科は脳神経内科です。
1位の脳梗塞の診断群は、発症3日目以内、エダラボンを使用した診断群になります。下2桁は、発症前RankinScale(発症前のおおむね1週間のADLを病歴等から推定)や副傷病名の有無によって異なります。救急患者を積極的に受け入れているため、当院に入院される脳梗塞の患者さんは、発症から3日以内がほとんどです。脳血管障害を中心に毎日24時間迅速な対応を可能としています。当院では、脳梗塞発症後4.5時間以内の超急性期加療として、脳卒中学会ガイドラインに基づきt-PAを用いた加療も行っています。  また、脳卒中患者における地域連携クリニカルパスの運用開始により、急性期を経過した患者さまのすみやかな回復期リハビリテーション施設への移行をはかっています。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 あり 130 2.02 2.54 0.00 69.12
110070xx03x20x 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等2 2あり 定義副傷病 なし 40 7.28 7.05 2.50 72.00
110200xx02xxxx 前立腺肥大症等 経尿道的前立腺手術等 32 7.06 8.52 0.00 73.75
110080xx01xxxx 前立腺の悪性腫瘍 前立腺悪性腫瘍手術等 31 10.35 11.89 0.00 66.77
110070xx03x0xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等2 なし 16 8.06 7.13 6.25 75.31
2位と5位の膀胱腫瘍に対する経尿道的手術の診断群の違いは、術後24時間以内に再発予防目的で抗癌剤を膀胱内に注入する場合としない場合で診断群が分かれました。前立腺肥大症の治療に対して新しい治療レーザーを導入、前立腺を蒸散させる方法でほとんど出血せず、血液をさらさらにする薬を内服していても行うことが出来き、術後の痛みも少なく、身体への負担が非常に少ない手術です。 尿路性器悪性腫瘍(膀胱癌・前立腺癌・腎癌・精巣癌など)の治療は手術のみならず、放射線療法や抗癌剤を使用した全身化学療法などの集学的治療を積極的に行っています。また、男性不妊症・男性更年期障害など男性特有の疾患を扱う男性外来を泌尿器科専門医が完全予約制で行っています。
呼吸器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx99040x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 85 5.68 9.42 0.00 70.76
040110xxxxx0xx 間質性肺炎 手術・処置等2 なし 62 14.50 18.61 1.61 73.48
040040xx9900xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 45 10.82 13.30 17.78 74.67
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 45 14.36 13.00 24.44 79.27
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし 35 16.31 50.51 37.14 81.94
北勢呼吸器センターは地域の医療機関と連携し、二次検診によって肺の悪性腫瘍の早期発見に力を入れ、発見後は積極的治療に取り組んでいます。 肺の悪性腫瘍の治療は、手術可能例では呼吸器外科にて手術を行い、手術不能例は呼吸器内科で化学療法や放射線治療を行っています。また、生活の質を重視し、外来化学療法を推進することで入院期間の短縮や在宅期間の延長に努めています。
循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050050xx0200xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1 なし、1,2あり 手術・処置等2 なし 136 5.11 4.44 0.00 69.63
050050xx9920xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1 2あり 手術・処置等2 なし 106 3.29 3.26 0.00 68.82
050050xx9910xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1 1あり 手術・処置等2 なし 81 3.28 3.07 0.00 68.72
050130xx9900xx 心不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 74 13.14 17.23 10.81 80.39
050030xx97000x 急性心筋梗塞(続発性合併症を含む。)、再発性心筋梗塞 その他の手術あり 手術・処置等1 なし、1あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 42 12.71 12.09 4.76 67.50
狭心症、心不全、心筋梗塞に対し、カテーテル検査・治療を多く実施しています。 冠動脈形成術は、心臓カテーテル検査と同様、大部分の症例で手首の動脈より治療を行っており、侵襲が少なく治療後も安楽に過ごせるよう努めています。また、冠動脈バイパス手術が必要な場合、心臓血管外科医と密な連携をとりながら常に最適な医療が提供できるような体制を整えています。
消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 74 8.14 9.53 5.41 73.53
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 54 2.70 2.66 0.00 65.17
060102xx99xxxx 穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患 手術なし 43 7.58 7.74 0.00 63.63
060335xx99x00x 胆嚢炎等 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 32 9.00 10.97 6.25 67.91
060210xx99000x ヘルニアの記載のない腸閉塞 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 28 7.25 9.08 0.00 69.89
1位は胆管炎や総胆管結石に対し、内視鏡的胆道ステント留置術や内視鏡的乳頭切開術を行う診断群です。消化器内科では、消化管癌や胃十二指腸潰瘍、大腸ポリープといった消化管疾患、肝臓癌、肝炎などの肝疾患、胆道癌(胆管癌、胆嚢癌、乳頭部癌)、膵臓癌、胆嚢結石(胆嚢炎)、胆管炎などの胆・膵疾患等、消化器疾患全般について診療を行っています。
乳腺甲状腺外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
090010xx010xxx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等 手術・処置等1 なし 41 9.66 10.30 2.44 67.10
090010xx02xxxx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) 17 6.41 6.02 0.00 56.53
090020xx97xxxx 乳房の良性腫瘍 手術あり - - 4.13 - -
090040xx97xxxx 乳房の形態異常、女性化乳房、乳腺症など その他の手術あり - - 4.71 - -
070041xx97x00x 軟部の悪性腫瘍(脊髄を除く。) その他の手術あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし - - 9.97 - -
※院内標榜科は乳腺外科です。
日本乳癌学会専門医が常勤しており、乳癌の手術から術後の化学療法・放射線療法、転移再発乳癌に対する治療も行っています。 また、女性医師をはじめ、女性スタッフが中心となり治療を行えるよう心がけています。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 17 11 28 35 - 10 1 8
大腸癌 23 25 43 32 - 14 1 7,8
乳癌 32 19 - - - - 1 8
肺癌 47 36 49 156 - 45 1 8
肝癌 13 - 10 - - 22 1 8
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
【定義】
5大癌とは、胃癌、大腸癌、乳癌、肺癌、肝癌を指します。
UICC病期分類とは、UICC病期分類国際対がん連合によって定められた、
T:原発巣の大きさと広がり
N:所属リンパ節転移の状況
M:遠隔転移
によって癌をステージⅠ期(早期)からⅣ期(末期)に分類するものです。
複数回入院した患者さんはそれぞれカウントしています。
「初発」とは、当院において診断、あるいは初回治療を行った場合を指し、
「再発」とは、当院・他院に関わらず、初回治療終了後、診察した場合や、再発・再燃または新たな遠隔転移が出てきた場合を指します。
当院では5大癌のステージ分類をすべてUICCで行いました。

【説明】
当院では、外科的治療、体腔鏡的治療、内視鏡的治療、化学療法、放射線治療といった治療を、患者さんの状態に合わせた集学的な治療を行っております。
今年度、胃癌、大腸癌について、比較的ステージが進行した患者さんの入院が多い傾向にありました。
乳癌は早期(ステージⅠ、Ⅱ)での来院が多く、肺癌はステージが比較的進んだⅢ期以上の来院が多かったです。
また、肺癌と肝癌は再発後来院し、治療を行う患者が他の癌に比べ多い傾向にあります。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 10 9.50 58.70
中等症 73 13.86 78.82
重症 21 15.52 82.90
超重症 20 20.95 82.15
不明 - - -
【定義】
DPCでは、医療資源投入病名と主病名、入院契機病名の3病名を必ず入力します。
このDPCデータの入院契機病名および医療資源投入病名が肺炎(ICD-10がJ13~J89で始まるもの)を出力しました。
ICD-10とは世界保健機関(WHO)が定めた傷病に関する分類です。
病名をコード化し、これを用いることにより世界の異なる国における傷病の状況を比較することができます。


この肺炎の重症度は、下記のA-DROPスコアを用いて点数化します。
・A(Age:年齢)→男性70歳以上、女性75歳以上
・D(Dehydration:脱水) →BUN21mg/dL以上、または脱水あり
・R(Respiration:呼吸) →SpO2 90%以下(PaO2 60Torr以下)
・O(Orientation:見当識) →意識障害あり
・P(Pressure:血圧) →血圧(収縮期)90mmHg以下

上記は5点満点で1項目該当すれば、1点、2項目該当すれば、2点と計算します。
・軽症 :0点
・中等度:1~2点
・重症 :3点
・超重症:4~5点。ただしショックがあれば1項目のみでも超重症とする。

【説明】
重症度が上がると長い治療期間を要し、平均在院日数も伸びる傾向にあります。
また、平均年齢より、高齢の患者さんは重症化しやすい傾向にあることが分かります。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 197 21.70 74.08 42.11
その他 12 20.83 70.92 2.39
【定義】
医療資源投入病名が脳梗塞(I63$)である病名を発症日から3日以内とその他に分けて集計しました。

【説明】
脳梗塞(I63$)は発症から3日以内の入院が圧倒的に多くを占めています。
当院では、脳梗塞発症4.5時間以内の超急性期加療として、脳卒中学会ガイドラインに基づきt-PA、を用いた加療を行っております。
毎日24時間迅速なる対応を可能としています。また、地域連携クリニカルパスの運用により、急性期を経過した患者さんのすみやかな回復期リハビリテーション施設への移行も図っています。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
小児科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K9132 新生児仮死蘇生術(仮死第2度) 29 0.00 48.07 3.45 0.00
K9131 新生児仮死蘇生術(仮死第1度) - - - - -
K0432 骨掻爬術(下腿) - - - - -
K147-2 頭蓋内モニタリング装置挿入術 - - - - -
K386 気管切開術 - - - - -
周産期母子医療センターは、開院時、県内で初めてNICU(未熟児新生児集中治療室)の許可を受け、未熟児および病的新生児の診療が行われています。また、年間にNCPR(新生児蘇生法)Aコース、Bコース、Sコースを開催し、院内の周産期スタッフのみならず、地域の周産期医療施設のスタッフ教育に取り組み、北勢地域の新生児予後の向上に尽力しています。
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 65 1.11 4.69 1.54 62.80
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 40 2.85 11.38 2.50 69.63
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 37 1.00 2.00 0.00 63.92
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) 20 0.50 4.45 0.00 42.40
K6335 鼠径ヘルニア手術 19 0.89 2.47 0.00 76.42
※院内標榜科である、消化器・一般外科を表示しています。
消化器・一般外科では、食道癌、胃癌、大腸癌、胆嚢結石、虫垂炎、腸閉塞、鼠径ヘルニア、腹壁ヘルニア等の疾患に対し、腹腔鏡下手術を積極的に施行しています。また、消化器癌の診療は、各臓器の癌診療ガイドラインに準拠し、早期消化器癌は、消化器内科と内視鏡的治療の適応を検討しています。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0821 人工関節置換術(膝) 115 1.96 20.59 0.87 73.83
K0461 骨折観血的手術(大腿) 77 3.74 16.73 71.43 78.95
K068-2 関節鏡下半月板切除術 61 0.03 3.49 0.00 53.87
K0811 人工骨頭挿入術(股) 52 5.96 17.33 86.54 79.83
K0483 骨内異物(挿入物)除去術(下腿) 50 0.02 2.36 0.00 51.18
主に骨・関節・筋肉・腱・靱帯・末梢神経の疾患や外傷を対象として特に北勢地区の関節外科基幹病院として、手術加療を中心に関節の疼痛や変形・スポーツ障害に対して専門的な治療に力をいれており、「膝関節外来」を設置しています。また、三次救急病院として骨折等の外傷治療にも積極的に取り組んでいます。
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K1425 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(椎弓切除) 37 3.00 17.22 10.81 73.92
K164-2 慢性硬膜下血腫洗浄・除去術(穿頭) 30 0.67 8.30 26.67 74.40
K1423 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(後方椎体固定) 22 1.95 21.77 0.00 63.05
K1421 脊椎固定術(前方椎体固定) 16 2.44 26.31 6.25 65.25
K178-4 経皮的脳血栓回収術 15 0.07 28.67 40.00 74.73
脊椎固定術は、主に頚椎、腰椎の変性疾患(椎間板ヘルニア、変形性脊椎症、後縦靭帯骨化症等)に対する手術です。脊椎脊髄外来では、脊椎・脊髄・末梢神経の手術治療を専門に行っています。慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術は、外傷性・非外傷性の慢性硬膜下血腫があり、緊急入院を必要とする患者さんがほとんどで、救急疾患に対する迅速な診断、治療を行っています。また、経皮的脳血栓回収術は、脳血管を塞いだ血栓を、経皮経血管的に専用のカテーテル等を用いて機械的に除去する手術です。
呼吸器外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K514-23 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超える) 38 1.18 5.95 2.63 70.29
K514-21 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(部分切除) 32 1.13 4.31 0.00 68.44
K5131 胸腔鏡下肺切除術 20 5.65 4.10 0.00 41.55
K5132 胸腔鏡下肺切除術(部分切除) 15 1.13 4.40 0.00 60.33
K496-2 胸腔鏡下醸膿胸膜又は胸膜胼胝切除術 - - - - -
当院では胸腔鏡下手術により痛みを和らげ早期の社会復帰ができるように努めています。肺に対しての手術は 胸腔鏡手技の習熟に伴い創のサイズを縮小し、5cm程度の切開創での胸腔鏡手術を中心に行っています。
心臓血管外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K552-22 冠動脈、大動脈バイパス移植術(人工心肺不使用)(2吻合以上) 14 4.00 12.71 7.14 67.36
K5551 弁置換術(1弁) - - - - -
K5607 大動脈瘤切除術(腹部大動脈)(その他) - - - - -
K5601ニ 大動脈瘤切除術(上行大動脈)(その他) - - - - -
K6093 動脈血栓内膜摘出術(その他) - - - - -
冠動脈、大動脈バイパス移植術は、冠動脈に狭窄や閉塞が生じ、胸痛息切れを起こす狭心症や急性心筋梗塞に対して行う手術です。患者さんご自身の血管を使用して新しく血液の通り道(バイパス)を作成する手術です。当科では人工心肺を用いない心拍動下に行うオフポンプバイパス術での低侵襲治療を導入しています。
小児外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 44 0.32 1.02 0.00 4.00
K6335 鼠径ヘルニア手術 14 0.21 1.00 0.00 4.86
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) 12 0.33 3.33 0.00 10.00
K836 停留精巣固定術 - - - - -
K6333 臍ヘルニア手術 - - - - -
小児外科では、0歳から15歳までの脳、心臓、大血管、整形外科の病気を除く、一般外科の手術を行ってます。15歳を越えても小児外科で手術した病気が関係する場合には、そのまま小児外科で診療を行っています。
産婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡) 92 1.52 3.92 0.00 41.80
K877-2 腹腔鏡下腟式子宮全摘術 83 1.55 4.01 0.00 47.40
K8982 帝王切開術(選択帝王切開) 60 6.22 6.67 0.00 34.83
K8981 帝王切開術(緊急帝王切開) 39 8.31 6.85 0.00 34.18
K872-2 腹腔鏡下子宮筋腫摘出(核出)術 31 1.39 4.03 0.00 38.26
産婦人科では、積極的に腹腔鏡下での治療を行っています。子宮筋腫や卵巣腫瘍、卵巣のう腫、子宮内膜症は、若い年齢の患者さんが罹患することが多く、平均年齢は他科の手術症例に比べ低くなっています。また、良性疾患に対する手術件数が上位を占めている理由の1つに、他医療機関より不妊治療目的にて、より侵襲性の少ない腹腔鏡手術の依頼が多いことが上げられます。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用) 61 1.56 5.30 3.28 73.54
K841-22 経尿道的レーザー前立腺切除・蒸散術(その他) 30 1.20 4.80 0.00 74.40
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 29 0.93 9.55 6.90 72.86
K843-4 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いる) 29 1.10 8.24 0.00 67.00
K775 経皮的腎(腎盂)瘻造設術 11 0.18 12.18 9.09 77.73
膀胱癌に対する経尿道的膀胱腫瘍切除術などの内視鏡的治療法である経尿道的切除術(TUR)では、電解質溶液下で良好な切開性能が得られるTURis(TUR in saline)システムを採用し、良好な成績を得ています。前立腺肥大症の治療に対して新しい治療レーザーを導入、前立腺を蒸散させる方法でほとんど出血せず、血液をさらさらにする薬を内服していても行うことが出来き、術後の痛みも少なく、身体への負担が非常に少なく、回復も早く入院期間が短くすむとされています。
呼吸器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6113 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用埋込型カテーテル設置(頭頸部その他) 10 8.00 6.90 0.00 62.5
K386 気管切開術 - - - - -
K513-4 胸腔鏡下肺縫縮術 - - - - -
K654 内視鏡的消化管止血術 - - - - -
K508-3 胸腔鏡下肺切除術 - - - - -
北勢呼吸器センターは地域の医療機関と連携し、二次検診によって肺の悪性腫瘍の早期発見に力を入れ、発見後は積極的治療に取り組んでいます。 肺の悪性腫瘍の治療は、手術可能例では呼吸器外科にて手術を行い、手術不能例は呼吸器内科で化学療法や放射線治療を行っています。また、生活の質を重視し、外来化学療法を推進することで入院期間の短縮や在宅期間の延長に努めています。
循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) 99 1.55 2.93 0.00 69.58
K5972 ペースメーカー移植術(経静脈電極) 31 3.10 8.29 3.23 80.39
K5491 経皮的冠動脈ステント留置術(急性心筋梗塞) 30 0.03 18.97 6.67 66.67
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術(不安定狭心症) 26 0.08 10.96 0.00 68.38
K5951 経皮的カテーテル心筋焼灼術(心房中隔穿刺、心外膜アプローチ) 24 1.04 3.92 0.00 69.96
経皮的冠動脈ステント留置術(PCI)は多くが予定した入院で手術を行いますが、当院では、緊急性が高い循環器疾患に迅速に対応すべく、待機医を配置しています。発作性・慢性心房細動、心房粗動、発作性上室性頻拍などに対し、カテーテルアブレーション治療を行っています。また、ペースメーカー外来を設置し、ペースメーカーや植え込み型除細動(ICD)を植え込まれた患者さんの診察も行っています。
消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 59 1.59 10.76 8.47 79.64
K6871 内視鏡的乳頭切開術(乳頭括約筋切開のみ) 53 2.83 4.74 3.77 70.00
K654 内視鏡的消化管止血術 41 1.27 13.44 31.71 76.73
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 39 1.10 1.51 2.56 66.51
K7212 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm以上) 19 0.21 1.74 0.00 65.16
胆道癌や膵癌による閉塞性黄疸に対する内視鏡的胆道ステント留置術や総胆管結石に対する内視鏡的乳頭切開術を行っています。また、出血性の胃潰瘍や十二指腸潰瘍には内視鏡的消化管止血術を実施します。また、内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(EMR)は1泊2日で行っており、粘膜下層でより大きな腫瘍を治療する際は内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)を行っています。内視鏡センターは、消化器内視鏡専門医が所属し、消化管、膵臓・胆管、気管支などに対する内視鏡診断・治療全般を統括しています。
乳腺甲状腺外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K4763 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術)(腋窩部郭清を伴わない) 29 1.00 6.76 3.45 65.07
K4762 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術)(腋窩部郭清を伴わない) 17 1.00 4.41 0.00 56.53
K4765 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術)(胸筋切除を併施しない) 11 1.18 9.64 0.00 72.45
K4742 乳腺腫瘍摘出術(長径5cm以上) - - - - -
K475 乳房切除術 - - - - -
※院内標榜科である、乳腺外科を表示しています。
乳腺外科では、診療ガイドラインに準拠した治療を施行しており、早期乳癌にはセンチネルリンパ節生検術を適応しています。 また、乳癌手術において各術式毎に治療プロトコールを設けています。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる 14 0.18
180010 敗血症 同一 16 0.21
異なる 22 0.28
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 22 0.28
異なる - -
【定義】
医療資源投入病名が上記のものについて、入院契機病名と同一か異なるかで分け、出力しました。

【説明】
播種性血管内凝固症候群(DIC)とは、何らかの原因によって血液が固まる力が高まり、血管内のさまざま
な場所で血栓ができる重篤な病気です。
上記14件は、入院契機病名とは異なり入院中、何らかの原因からDICに至ったものと思われます。
敗血症とは感染症によっておこる重篤な全身性の反応です。
平均年齢は71歳と高齢の方が多くを占めています。
原因として、高齢であることや基礎疾患の影響により免疫力が低下するなど、様々な要因が考えられます。
手術・処置等の合併症で一番多かった病名は、術後の出血が止まらない、あるいは一度止血してもその後にまた出血が生じる「後出血」が多い傾向にありました。
合併症は、患者さんの状態により引き起こされる確率は様々です。当院では、手術や処置を施行する場合、起こり得る合併症について、
可能な限り事前に患者さんに説明した上で同意をいただくよう努めております。
当院では、患者さんが安全に手術を受けることが出来るよう安全管理を徹底しています。
更新履歴
2021/9/30
令和2年度病院指標を公表しました。