MRI(磁気共鳴診断装置、Magnetic Resonance Imaging)検査

 MRI検査は強い磁場と電磁波を用いて体内を断面画像として描出する検査です。特徴として放射線被ばくが無いことと任意の断面を撮影できることです。
 MRIは全身に対して優れた検出能力を持っています。中でも頭部、脊椎、骨盤部、関節などに高い能力を発揮します。薬を使うことなく、血管の画像を撮影することもできます。ただし、騒音と検査時間を要することが難点です。

検査機器・設備

 1.5T(テスラ)装置:1台、3T(テスラ)装置:1台

  • 3T MRI

検査を受ける方へ

検査方法・当日の流れ

1.問診(検査前)

 検査の説明を受けていただき、MRI撮影に関する同意書に記入していただきます。気になることがあれば事前にご相談ください。

2.受付

 中央放射線部受付(緑色の窓口)へお越しいただき、診察券と受付表をお出しください。

3.更衣

 磁場を使用した検査のため、金属類を持ち込むことができません。検査室に着替えの用意はありますが、できるだけ金属類がないような服装でお越しください。

4.撮影

 カメラで写真を撮ることと同じです。動いてしまうと、きれいな写真が撮れないため、検査中は動かないようにしてください。

注意事項・所要時間

 体内金属や刺青などがある場合は、検査を受けることができない場合があります。

 その他、気になることがあれば、ご相談ください。

所要時間

 1部位につき検査時間は約30分です。検査によっては、約1時間から1時間30分かかる検査もあります。

検査結果

 下の画像のように前立腺や脳、膝の関節、頭の血管などの状態を画像にして評価することができます。

  • 頭部

  • MRA

  • 脊椎

  • 前立腺

  • 膝関節